明日は父の日ですね。
普段不義理をしていますので、父の日は毎年実家に贈り物を届けています。
私は父を子供の頃から深く尊敬しています。その強さ、そのやさしさ、今にいたるも敵うものではありません。
その父も、年齢による衰えには勝てません。
父は近頃杖をついています。
それでも、なお、父は私の前で圧倒的な迫力を保っているのです。
いわば、男の切り札。
父に比べれば、私など、おかまのようなものです。もっとも、おかまを差別する気はありません。
贈り物は、杖の、周辺具。誇り高い父には面白くないかもしれませんが、これも時の流れによるもの。
今後は肉体の強さではなく、精神の強さを私に見せ付けてほしいものです。
もし父が、無理をして強さややさしさを演じているのでなければ。