飛び回る鳩

社会・政治

 民主党代表選挙の行方、鳩山前総理が調整に乗り出して、混乱してきましたね。
 普天間でも子ども手当でも、前総理が何か発言するたびに混乱が生じるという、奇特なキャラクターです。
 政治家なんかにしておくのはもったいないですね。
 夫人と一緒に夫婦漫才でもやれば、よほど国民のためになるというものです。

 このたびの調整、小沢議員を要職につければ収まるかのような報道がなされていますが、気は確かか、と問いたくなります。
 つい三か月ほど前、政治資金規正法違反を疑われて幹事長を辞職したばかりです。
 その問題が片付かないうちに、代表選挙に立候補するだの、要職につけて出馬を辞退させるだの、小沢議員という人はポストがもらえればどうにでもなるんでしょうか。
 そんなことはありません。
 小沢議員は師匠の田中角栄元総理や金丸信元副総裁と同様、犯罪すれすれの行為を犯してまで国のために働く立派な政治家です。しかも二人の師匠とは違い、疑惑が持ち上がってもバッシングを受けても梃子でも議員辞職しない強い信念をお持ちです。
 国民の前で堂々と出馬宣言した大物政治家が、ポストをちらつかせたからと言って、やっぱりやめますなんて、どの面下げて言えるでしょう。
 ことここに至っては、堂々と選挙を戦うしかありません。
 鳩山前総理のようにうろちょろと候補者間を動き回ってもなんの意味もありません。

 民主党員及びサポーターの皆様におかれては、総理を選ぶ選挙でもある民主党代表選に際しては、菅総理、小沢議員、両氏とも立派な方ですが、より国家の利益にかなう方に投票されるよう望みます。