内閣支持率が21.8%にまで落ちたそうですね。
これまでの例からいうと、早期退陣は避けられない状況です。
しかし、菅内閣は発足して間がありません。
尖閣諸島の問題や各大臣の失言があったにせよ、ひどい急落ぶりです。
法務大臣が辞任を表明したくらいでは、焼け石に水でしょう。
一年七カ月ぶりに支持率で自民党が民主党を抑え、トップに立ったとか。
小泉政権が退場してからの政治の混迷は目を覆うばかり。
安倍・福田・麻生・鳩山・菅と、毎年総理が代わっています。
一年足らずでは成果を上げられないでしょう。
私は民主党に投票したことはありませんが、衆議院を任期満了までひっぱれば、あと3年間は民主党政権が続くことになります。
そしておそらく、3年ひっぱるでしょう。
これだけの議席を持っていて、わざわざ負けると分かっている解散は打たないはずです。
であれば、民主党政権に頑張ってもらわないと困ります。
とくに菅総理。
昔は薬害エイズの問題で頭を下げ、カイワレの風評被害のときは口いっぱいにカイワレを頬ばって、国民から喝采を浴びたではありませんか。
野党時代には舌鋒するどく自民党を追及して、人気者だったではありませんか。
総理になった途端役人の作文を小さな声で読むばかり。
あの威勢のよさはどこへいったのですか。
今こそ政治主導を発揮して、力強く日本の明るい未来を語ってはくれないのでしょうか。
イラ菅の異名をとる総理が、マスコミからの大批判を浴び、心中穏やかではないはずです。
取り得る態度はただ一つ。
傲慢なまでに堂々と、己の信念を貫くことです。
中曽根元総理や小泉元総理がそうであったように。
信念を貫いて失敗したなら、とっととお辞めなさい。