もう1年以上前になりますか、石原都知事がある講演会で「与党には朝鮮半島から帰化された方や帰化された方の子孫がけっこう多い。差別をする気はないがご先祖の心情を忖度して政策を考えることもあるでしょう」といった意味の発言をして、なぜか社民党の福島党首が「帰化した与党の政治家とは私のことか、そうだとすれば許し難い、事実誤認であり名誉棄損だ」とかみついたことがありましたね。
不思議ですねぇ。
石原都知事は与党の議員とは言いましたが、誰の名前も挙げていません。
それなのになんで自分のことだと思い、しかもそれが名誉棄損だ、と思うのでしょう。
ネット上で福島瑞穂帰化人説がまかり通っていることをご存知だったからでしょうか。
それにしても名誉棄損とは穏やかではないですね。
帰化人と言われることは不名誉なことであるはずもなく、堂々と朝鮮系日本人を名乗って日本で暮らしている帰化人および帰化人の子孫に申し訳ないとは思いませんかねぇ。
図らずも福島党首自らが朝鮮半島からの帰化人に差別意識があることを露呈しているように感じられます。
ヨーロッパ、南北アメリカ、アジア、アフリカ、多くの国から縁あって日本に帰化して日本人となった人々がいます。
それらの人々はほとんどが日本人になったことを誇りに感じていると推測します。
朝鮮半島からの帰化は歴史的経緯から複雑な感情を持っている人が多いのかもしれません。
しかし、かつて太平洋戦争において日系アメリカ人が米国兵士として日本と戦ったごとく、日本に帰化した人々は一端ことが起これば、必ずや、例え敵が先祖の国であっても、わが国のために戦ってくれるものと、私は信じています。
移民とか帰化というのはそういうものであるはずです。
ペルーのフジモリ元大統領だって、日本とペルーの利益が衝突したなら、当然ペルーの利益を第一に考えたでしょう。
愛国心もなく、祖国防衛の気概もなく、なんとなく帰化されては甚だ迷惑というもの。
福島党首は「私も、私の両親も帰化人ではない」と仰っていました。
そうすると、祖父母や曾祖父母はどうなんでしょうねぇ。
公人である以上、出自を明確にすることも必要ではないでしょうか。
自分で勝手に騒いだのですから。
蓮舫大臣などは台湾系であることをむしろ売りにしていますけど。