ニューヨークに滞在中の某日本人紳士、ホームレスにタバコをねだられ、「日本製だがいいか?」と聞いたら、ホームレスは逃げて行ったとか。
また、あるパーティーで5人の米国人を紹介されたが、握手してくれなかったとか。
握手は日本でのお辞儀。
握手を拒否するとは失礼です。
なんでかな、と沈思黙考する紳士。
そこではたと気付きました。
米国人たちは、日本人と見れば放射能に侵されていると考え、日本製品とは放射能の塊だとおもっているのだ、と。
最大の原因が、二転三転した福島の原発事故対応。
このドタバタぶりは世界に広く報道され、わが国政府の発表など信じられない、と世界中が思い込んだとしても、不思議ではありません。
だいたい、直ちに人体に影響を与える数値ではない、とは何事ぞ。
直ちには影響しないけど、一か月、一年たてば影響がでる、ということか。
まるで三年後に死に至るという幻の裏ワザ、三年殺しではありませんか。
そんなわけで、菅総理がサミットで格好良いことを言っても、主要国の首脳たちはせせら笑っていたことでしょう。
わが国は情報統制をしていると思われているのですから。
同盟国、米国ですら日本政府を信頼せず、定期的に福島周辺の放射線量を測定しているとのこと。
かつて米国政府が福島原発から半径80キロ以内に居住する在日米国人に避難勧告を出したのは、米国独自の放射線量検査によるもの。
内閣不信任決議案を巡って民主党内で激しい権力闘争が行われている由ですが、情報収集及び情報開示はきちんと行われているんでしょうか。
菅総理は権力闘争にかけては天才的な才覚を持っていると聞きましたが、震災及び原発事故対応については天災なみの人災を撒き散らしていますね。
内閣不信任案が可決しなくても、与党を混乱に陥れた責任をとって辞職しなさい。
あるいは解散でもいいですよ。
そうすれば民主党政権は二年ちょっとの夢まぼろしに終わるでしょう。