アメリカ男色兵士

社会・政治

 米軍が9月から同性愛を公表している者が軍務に就くことを認めると発表しましたね。
 ていうか、今まで禁じられていたことのほうが驚きですが、自衛隊はどうなんでしょう?

 今までも同性愛者の軍人というのは米国にたくさんいただろうと思います。
 ただそれを隠していたんでしょう。

 昔から軍隊や警察、あるいは囚人など、男ばかりの集団に同性愛が多いのは常識。
 わが国の武士では男も女も嗜む両性愛がむしろ当然であった事実や、古代スパルタにおいては経験豊富な兵士と未熟な兵士との同性愛は普通のことであったことを考えれば、国民皆兵以前の、武士道とか騎士道が生きていた時代には、咎められるようなものではなかったようです。

 それが近代にいたって、同性愛者は軍隊に入れない、という規定を設ける国が増えたようで、それは今も続いています。

 平等と公正の観点からいって、今回の米軍の措置は妥当なものですが、異性愛にしか興味のない圧倒的多数の軍人にとっては、非常に不愉快であろうことは想像に難くありません。
 一般に異性愛にしか興味のない、いわゆる「普通」の男は、同性愛者を毛嫌いするものです。
 多分小児愛者やサディスト、マゾヒストなどより、同性愛者の性欲の対象に自分がされてしまうかもしれないという恐怖からか、世の男どもは同性愛者を嫌います。

 私も自分がそういう目で見られたらと思うと良い気はしませんが、なぜか同性愛を題材にした文学や映画、芝居などには好んで接します。

 そこには種の保存という身も蓋もない本能から発した異性間の色恋沙汰よりも、高い精神性があるような気がするからです。
 そしてまた、芸術家や小説家にはやたらと同性愛者が多く、一々挙げていったらきりがないほどです。

 今回の米軍の措置が米軍の士気や行動にどう影響するのか不明ですが、時代の要請に応えたということなんでしょうね。
 かつてヒトラーは長いナイフの夜と呼ばれる大規模粛清で、ナチ幹部で突撃隊隊長であったレームを暗殺しました。
 レームが少年を好む同性愛者で、突撃隊内部の風紀が乱れていたことがその一因だとする説があります。


 それを思えば、米軍の措置は隔世の感がありますねぇ。

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