夫婦喧嘩は犬も食わないとか申します。
それはじゃれあいに近い、一種の愛情表現だからでしょう。
しかしことが、殴るは蹴るは、包丁を持ち出すはとなると、犬も裸足で逃げだすでしょう。
このたび、36歳妻がみまったボディ・ブローが致命傷となって、53歳の夫が死亡するという事件が起きました。
夫が包丁を取り出して暴れたため、応戦したとか。
最も小さな社会的単位である夫婦間においては、しばしば争いごとが生じます。
最小単位であればこそ、とりなす者もおらず、おのれの欲望を互いにぶつけあう、醜い争いになることは必然。
だから私は、大前提が一致しないことは話し合っても無駄なので、棚上げすることにしています。
無益な争いで、精神的に消耗するのは御免ですから。
激しい夫婦喧嘩はあまたあれど、傷害致死にまで至るのは珍しいでしょうねぇ。
近所では評判のおしどり夫婦だったというから驚きです。
夫婦喧嘩とは違いますが、昔古谷三敏の漫画に「ダメおやじ」というのがありました。
妻にも娘にも暴力をふるわれる情けない中年オヤジを描いた漫画です。
あれなど今日的に言えば間違いなくドメスティック・バイオレンスですが、当時は大らかだったのか、結構売れていたようです。
当時まだ父親に権威があり、煙たい存在だったからこそ、それを逆手に取った「ダメおやじ」が売れたのかもしれませんねぇ。
それにしても53歳の夫、結婚するときは、まさか若い嫁に殴り殺されるとは思っていなかったでしょうねぇ。
人生何が起きるかわかりませんねぇ。
![]() | ダメおやじ (1) (双葉文庫―名作シリーズ) |
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