パニック売りと不動産バブル崩壊

社会・政治

 今朝の新聞を読んでいたら、二つの経済危機を伝えるニュースに目を奪われました。

 まずはユーロ圏。
 イタリアの国債の金利が、わずか二ヶ月で4.6%から7.8%にまで高騰したのに加え、優等生だったはずのドイツの国債までが、買い手がつかない札割れを起こし、重債務国の国債を抱える金融機関がパニック売りに走ったそうです。
 この事態に、ユーロ圏のみならず東京市場もニュー・ヨーク市場も大変なショックを受けているそうです。

 もう一つは中国の不動産バブル崩壊。
 中国政府によるバブル対策の強化に加え、最高値の時の半額程度に不動産価格が下落し、どこまで下がるか分からないために買い控えが増え、下落以前に高値で買った客の不満が鬱積し、不動産会社各社は大規模なリストラを始めたとか。

 中国らしいと思ったのは、ぱっと見は高級住宅に見えても、大方がオカラ工事のため、地震が起きればひとたまりもなく、それを売るほうも買うほうも承知しているため、売るに売れない、買うに買えない、コメディのようなことが起きているようです。

 ユーロで国債の金利が高騰し、中国で不動産バブルがはじけたとなれば、ただでさえ良くないわが国の経済状況に悪影響を与えるのは必至。

 世界大恐慌はもはや必然でしょう。

 おりしもTPP交渉に参加するようなしないような状況に置かれた野田政権。
 TPP参加を日本経済浮揚のきっかけにできるのか、あるいは日本沈没のサイレンとなるのか、経済ばかりは専門家でも意見が割れ、誰にもわかりません。

 グローバル経済という巨大な魔物、誰にも制御することはありません。
 私にできることは何一つありません。
 そんな中、私は年末ジャンボ宝くじに一縷の望みを託します。

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