職員基本条例

社会・政治

 大阪府で早速職員基本条例案の議論が始まりましたね。

 年功序列を改め、能力、勤務成績に応じて給与を増減させ、昇任もそれによる、とか、天下りを根絶する、とか、給与を民間並みにする(増えちゃうと思いますが)、とか、リストラできるようにする、とか、管理職を公募する、とか、なんだか十年ちかく前に小泉元総理が言っていたような、懐かしい話ですねぇ。

 概ねこの手の話には表立った反対は出ません。

 だから実行すればよいのです。
 今まで一向に実行されないのが不思議でなりません。
 公務員が抵抗するから、と言いますが、選挙で選ばれた議員がそれを議決すればよいだけのこと。
 たかだか役人の抵抗なんて、ふざけるな、と一喝すればよいのです。

 ただ一点、天下りの根絶という言葉によって、通常の再就職が阻害されるとすると、それは職業選択の自由を保障した憲法に違反することになり、問題です。
 関連団体に再就職してはいけない、と言いますが、どんな職業に就いていた人でも、再就職の際には自分の経験を生かせる組織を目指すのが当然で、また、その経験を生かして社会に貢献する義務が、会社にも個人にもあるでしょう。
 したがって、天下り、という言葉が錦の御旗になって、糞味噌一緒みたいになってはいけません。

 今までの公務員制度から大きく変わるのは、今まで使われることのない制度だった分限免職、すなわちリストラを導入しようという点です。
 役人といえどもその身分は安定したものではなく、通常の会社と同様業績が悪化すれば本人に非がなくてもクビにできるというわけです。
 
 これは怖ろしいですねぇ。

 これやっちゃうと、国家公務員はほぼ全員リストラですね。
 何しろ借金漬けですからねぇ。
 日本国中が夕張みたいになって、課長職が庁舎の清掃からコピーとりから議会対応から全て自分でやって手取り15万円なんてことになります。

 面白いですねぇ。

 そうすると当然、リストラされなくても自主的に退職するでしょうから、霞が関はそして誰もいなくなった、みたいになるんでしょうねぇ。

 まぁ、いっぺんやってみて、駄目なら元に戻せばよいんですよねぇ。
 定年制を廃止した日本マクドナルドがたった5年で60歳定年制を復活させた例もありますし。

 私はこれら公務員制度改革は大いにやるべきだと考えます。

 役所はいっぺん天地がひっくり返るような経験をしたほうがよろしいのです。

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