角さん

社会・政治

 田中角栄元総理が亡くなって、明日で18年だそうです。
 コンピューター付きブルドーザーとか、今太閤とか、闇将軍とか、様々なあだ名がついた、巨大な政治家でした。

 高等小学校卒という学歴も耳目を引きました。
 いまだかつて、高等教育を受けずに総理にまで上り詰めたのはこの人だけでしょうねぇ

 
険しい顔ですねぇ。

 ロッキード事件で有罪となっても、田中派をあやつって中曽根内閣を作り、田中曽根内閣なんて言われましたね。

 日本列島改造論や日中国交正常化など大胆な政策を打ちながら、狂乱物価を呼んで日本国中を混乱に陥れたりしました。


 レッド・チャイナの毛沢東国家主席と握手する角さんです。


 ちょうど私が小学校低学年の頃、さかんにロッキード事件の報道が流れ、ロッキード事件ごっこをした覚えがあります。
 要するに被告が一番偉そうな裁判ごっこですね。

 菅内閣のときには小学生に注意すると、先生に「一定の目途がついてから」と言い逃れる子どもが続発したと聞きますから、子どもというもの、意外にも世相に敏いんですねぇ。

 
こちらはわりと穏やかです。

 
竹下登が田中派を飛び出して経世会(竹下派)を立ち上げた時は怒ったようですねぇ。
 まだ雑巾がけが足りないというわけです。
 しかし竹下登にしてみれば、いつまでも棺桶に片足突っ込んだようなじい様の下で活動できるか、という気持ちだったのでしょうねぇ。

 以降竹下登が目白の田中邸を何度訪れても、会おうとはしなかったそうです。
 最晩年、あのふてぶてしかった角さんが、涙もろい老人になってしまいました。

 
こうはなりたくないものですねぇ。

 
良きにつけ悪しきにつけ、滅多に現れない、政治的巨人であったことはたしかでしょうねぇ。

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