密造酒

社会・政治

 わが国では昔から、自分で飲む酒を自分で作って何が悪い、という意見があって、それはそれで真っ当な考え方です。

 昔どぶろく裁判というのがあって、上の考えにプラスして、自分で飲む酒を自分で作ることを酒税法違反だとしてとりしまることは、憲法に保障された幸福追求権に抵触する、と主張しました。
 しかし結局、有罪になってしまいました。

 もっとも、わが国では安くて旨い酒がいくらでも飲めるので、密造酒というのはほとんど存在しないようです。

 12月15日、インド東部のベンガルで、密造酒を飲んだ人131人が死亡、50人以上が入院中とのことで、死者数が増える可能性があるそうです。

 インドではお酒は高級品でなかなか手に入らないため、安くて粗悪な密造酒が人力車夫などの肉体労働者の間で広く飲まれているそうです。

 遺体からは毒性の強いエタノールが検出されたとのことで、これではお酒ではなく、毒物ですね。

 よく禁酒に挑んでいる酒飲みが、死ぬほど飲みたいとか言いますが、インドではそれは洒落になりませんねぇ。

 もともとインドは暑いお土地がらに加えて、酒を飲まないイスラム教徒も多く住んでおり、あまりお酒を飲む習慣がないようです。

 それでも飲みたいというのですから、お酒の持つ習慣性とは怖ろしいものです。
 一時期私はお酒を毎日飲んでいましたが、最近は土日しか飲まないですねぇ。
 そんなに強い飲酒欲求がなくなってきたのです。
 たまの土日にお酒を飲んでも、すぐに酔っぱらって眠くなってしまいます。
 これもまた、精神の衰えでしょうか。
 あるいは肉体の?

 まぁ、おのれの欲求に従う他ありますまい。

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