横綱審議委員長から、初優勝した把瑠都について、綱取りの資格がない、という発言が早くも飛び出しました。
解せませんねぇ。
14勝1敗の優勝で、来場所は当然綱取りの場所になると思いますが。
横綱審議委員長によれば、稀勢の里戦での注文相撲が引っ掛かるそうで、横綱としての品格が足りないそうです。
でも妙ですねぇ。
15番相撲を取れば、相手の出方によって注文相撲になることも1番くらいあって当然でしょう。
とくに調子の良い力士の場合、頭より先に体が勝手に動いちゃうというのはよく聞く話で、相手の動きを見きった場合、素早く横に飛んで引き技で勝つということもよくあります。
大分昔ですが、大横綱千代の富士と大関朝潮が優勝決定戦を戦った時、天下の大横綱、千代の富士は激しく当ったと思ったらすぐに引き、引き落としで破ってしまいました。
わずか2秒。
後の会見で、引いちゃいかんと思ったけど、体が勝手に動いた、と言っていました。
横綱昇進の目安は、2場所連続優勝もしくはそれに準ずる成績、ということで、相撲内容についてはとくに言及されていません。
仮に注文相撲だけで2場所連続で全勝優勝したらどうするんでしょうね。
まぁ、有り得ない話ですけど。
30番連続で引き技で勝つなんて、ある意味凄まじい神業でしょう。
よく心技体なんて言いますが、事実上は一定以上勝てば横綱に昇進させてきたのが事実。
大乃国なんてほとんど活躍できませんでしたし、双羽黒なんておかみさんに暴力をふるって相撲界を追放されてしまいました。
結局大関時代にどれだけの成績を挙げたかだけでしか、判断できません。
把瑠都関が来場所それなりの成績をおさめても昇進させなかったら、小錦の時のように人種差別と言われちゃいますよ。
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