昨日、エジプトのプロサッカーの試合修了後、悲劇が起きました。
アウェーのチームのファンが地元を侮辱する横断幕を掲げたところ、地元ファンが激怒。
両チームのサポーターがピッチに乱入し、大喧嘩を始めました。
喧嘩といっても犬も食わないような生易しいものではありません。
74人が死亡、248人が怪我をするという、ほとんど戦闘行動と言えるものです。
わが国では考えられません。
楽しいはずのサッカー観戦が命がけの殺し合いになるとは。
FIFAの会長は、昨日を暗黒の日、と呼んだそうです。
そりゃそうでしょうねぇ。
スポーツの試合を観戦していた観客が、試合後、殺し合いを演じたというわけですから。
ネット上では、この痛ましい事故について「日本じゃ有り得ないな」「世界が日本を見習うべき」「日本ならJリーグ潰れるレベル」「観戦マナーという点ではこれからは日本が世界をリードしていったらいい」と、日本におけるファンのマナーを賞賛する声ばかりが目立ったそうです。
日本人には武士道という道徳があるごとく、エジプトにはイスラム教という道徳があるはずですが、おのれを律することにかけて、日本人なら知らず知らずのうちに身につける武士道的倫理観のほうが勝っているように思えます。
たかがサッカー、命がけで応援するようなものではありますまい。
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