人肉カプセル

社会・政治

 何カ月か前から韓国で一錠600円もする滋養強壮剤が話題になっていますね。
 中国から密輸入されたもので、中身は死亡した乳幼児の遺体を砕いて粉末状にしたものだとか。
 キャッチコピーが、最高の滋養強壮剤だそうで。
 ブラックユーモアにしても毒気が強すぎます。
 それに、なんとも嘘くさい話です。

 
実際に流通している人肉カプセルです。

 しかし韓国の政府機関が成分の分析を行ったところ、塩基配列が人間のDNAと99%一致したとのことで、韓国は衝撃を受けています。
 偽物天国の中国が密輸出するために作った錠剤が本物の人肉カプセルだったというわけで、中国人というのは変なところで律義な人たちだなと思います。

 で、当然のことながら効能はなく、どういう衛生状態で製造されたか分かったものではないので、むしろ有害だとか。

 そりゃそうですよねぇ。

 乳幼児の死肉に滋養強壮の効果があるとは聞いたことがありません。
 人を食った話とはまさにこのことです。

 韓国では、生きた蛸の足を一口大に切り、うねうねと蠢いている蛸の足を生のまま喰らうのが精力剤とされていると聞き及びます。
 蛸の吸盤が口の中で貼りつく感じが良いのだとか。
 イメージというか感じとしては精がつきそうにも思いますが、実際の成分はそんなこと無いと思いますがねぇ。

 私の実感としては、焼肉やステーキなど、牛肉を焼いただけの物が一番即効性があるように思います。
 しかし残念ながら、私は焼肉もステーキも好まないため、その恩恵に浴することが滅多にありません。
 しゃぶしゃぶやすき焼きなど、お湯で火を通す牛肉を好みますが、こちらは精が付いたという実感はありませんねぇ。

 余談ですが、精神病薬の副作用で不能に陥った頃、泌尿器科でヴァイアグラを処方してもらったことがありますが、あれは効きますねぇ。
 ただし、性欲が高まるということは全くなくて、無駄に下半身に血が集まって使用可能になるというだけなので、それによって精が付いたという感じはしませんでした。
 外科手術なんかもそうですが、西洋医学というのはじつに単純というか、切ったり張ったり、血液が下半身に集まるようにしてみたり、発想が即物的ですねぇ。
 それに比べて漢方というのは不思議なもので、心が沈むと言っているのに足の親指をもんでみたり、二日酔いだというのに掌を押してみたり、人間を一つのつながりと見て治療する不可思議な方法です。

 由無し事はさておき。

 韓国人は乳幼児の遺体に効能があると信じる人がけっこうな数で存在するんでしょうか。
 じつに馬鹿げた発想です。
 一種のカニバリズムでしょうねぇ。
 象徴的な意味合いがあるのかもしれませんが、狼男や吸血鬼や鬼が跳梁跋扈していた暗黒時代ならいざ知らず、この現代において高額で人肉カプセルを買い求めるとはなんと愚かな行為ではありませんか。

 韓国政府は税関での取り締まりを強化すると宣言し、中国政府はそのような事実はないがこれからも詳しく調査する、と言っていますが、そういう表層的なことに問題の根があるわけではありません。

 要はそれを欲しがる人がいて、それを売りたい人がいる、ということが問題です。

 需要と供給がバランスしてしまっているのでしょう。
 まずは欲しがる人を減らすことです。
 そうすれば売れなくなり、売りたい人も減り、相乗効果でかくの如き悪事は根絶されるでしょう。

 人肉カプセルを求める一部の韓国人にはくだらぬ思い込みや迷信を捨て、公衆衛生と真っ当な道徳心を涵養してもらいたいものです。 

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