最近ニュースで、韓国に留学していた米国人青年が中国を旅行中行方不明になった事件を取り上げて、北朝鮮による拉致ではないか、との論調が見られるようになりました。
当初米国政府及び中国政府は、この青年が雲南省の虎跳渓をトレッキング中に事故にあったものと発表していました。
これに疑問を抱いた青年の家族が現地入りし、独自に調査した結果、青年は虎跳渓を無事踏破し、町で散髪や食事をしている姿を目撃した人を9人も見つけ、雲南省は脱北の経路にあたっていることから、北朝鮮による拉致であると確信したとのことです。
家族は米国政府や議会関係者に調査協力を依頼、日本の拉致被害者家族会とも緊密に連携し、青年の奪還を目指すようです。
もちろん、北朝鮮政府はこれを否定しています。
不謹慎な物言いながら、わが国の拉致問題に強力な助っ人が現われた、との感を強くします。
米国が拉致問題に本腰を入れれば、わが国が孤独な闘いを続けるのとは比較にならないほど、北朝鮮に圧力をかけられるであろうからです。
米国が本気になったら怖いですよぉ。
しかも米国は自国民保護に関しては決して妥協しません。
徹底的にやるでしょう。
これでわが国の拉致問題も進展すればよいですねぇ。
思えば小泉元総理が平壌に乗り込んでわずか5人とはいえ拉致被害者を連れ帰ったのが2002年9月。
もう10年ちかく経つんですねぇ。
あの時は驚きました。
まさか北朝鮮が自国の非を認めるとは思っていませんでしたから。
そして小泉元総理の侍のような険しい表情。
にこりともせず金正日将軍様と握手していましたね。
郵政民営化よりも靖国参拝よりも、強烈なインパクトを残した小泉元総理の偉業でした。
おそらく元総理は拉致問題を北朝鮮に認めさせた宰相として歴史に名を刻むんでしょうねぇ。
米国はどんな方法で北朝鮮に迫るんでしょう?
そして若き指導者、金正恩はどう出るか?
見ものです。
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