いやぁ、しびれましたねぇ。
体操個人総合での内村航平。
見事、金メダル。
以前この人の特集番組をNHKで放送していました。
この人、やったことが無い難しい技を披露する映像を見ると、その人の目線がどうなっているかわかっちゃうと言っていました。
そしてああしてこうしてこうすればいいんだ、とまずは頭で理解しちゃうそうです。
天才ですねぇ。
野球で言えばイチローのような、不世出の才能です。
あんなくるくるまわったり飛んだり跳ねたり、どうやっても自分には出来ないことだけは理解できます。
それが真逆に、どうすればできるか理解できるというんですからねぇ。
1984年のロスアンジェルス・オリンピックで具志堅幸司がとって以来の個人総合の金メダル。
当時私は中学三年生で、受験勉強そっちのけで夢中になったことを懐かしく思い出します。
具志堅選手はいかにも真面目そうな、愚直な感じさえする人でした。
当時15歳の私にはずいぶんおじさんに見えましたが、実際は若者だったのでしょうねぇ。
具志堅選手に比べると、内村選手はいかにも天才肌。
体操の美しさを追求するその姿は、肉体の芸術家のようです。
私が運動音痴なだけに、しびれますねぇ。