政界激震

社会・政治

 石原都知事が、本日をもって都知事を辞職する、と表明しました。
 普通に考えれば、おん年80歳の高齢から、完全引退して余生を楽しむのだと思うところです。
 しかしこのおじいちゃん、いささか元気が有り余っているようで、大方の見方は国政復帰してたちあがれ日本や日本維新の会をバックに、総理の座を狙うようです。

 これはもはや老害なんじゃないでしょうか。

 石原先生、確かに他の政治家には無い信念や行動力を持っていることは確かなようです。
 被災地のがれき受入れをいち早く表明したり、尖閣諸島を都が買おうとしたり。
 今なお、血気盛んです。
 また、祖国を愛する情熱は、他の政治家には感じられないものです。

 それでも、年には勝てないと思います。
 人の寿命はそれぞれですが、やっぱり80歳で総理を目指すというのは、どうかと思います。
 選挙を経て過半数を得、あるいは他の党と連立を組み、といった手続きを踏めば、どうしたって5年やそこらかかるでしょう。
 そうしたら80代後半になっちゃいますよ。
 いくらなんでも気力も体力も衰えていることでしょう。

 倅が自民党総裁選に敗れ、親ばかを卒業して、自ら総理に、ということなのでしょうが、私としては完全引退して大所高所から現役の政治家を指導してもらいたいと思います。

 おそらく次の選挙で民主党は大負けし、第二次安倍内閣が誕生する公算が大です。
 前回、わずか一年の在職中に、教育基本法の改正や防衛庁の省昇格を成し遂げた、気骨のある政治家だと思います。
 健康問題が解決しているのなら、どれだけの仕事を成し遂げるか、楽しみなところです。
 やっぱり最終的には憲法改正でしょうねぇ。

 65年も改正していない憲法というのは世界に例がなく、日本国憲法はもはやシーラカンスですねぇ。
 新しい概念に関する条文がなく、時代錯誤の条文があまたあります。
 憲法改正というとすぐに9条の話になってしまうのは不幸なことです。
 9条はそのままでも良いから、不備を治すことは必要です。

 それをやるのが安倍総裁なのか、石原おじいちゃんなのか、見物ですねぇ。


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