お話

文学

 秋晴れの良いお天気でしたが、今日は出かけることも無く、一日、静かに家で過ごしました。
 もうじき木枯らしが吹き始め、そうしたらますます家に籠る休日が増えるんでしょうね。
 いたし方ありません。

 明日は土曜出勤の振替でお休み。
 「パラノーマル・アクティビティ4」を観に行こうかと思っています。
 このシリーズ、番外編の「TOKYO NIGHT」も含め、すべて劇場で観ています。
 低予算で恐怖度満点のPOVです。

 それにしても私のホラー映画好きも病膏肓に入るの部類と見えて、話題のホラー映画が劇場公開するといても立ってもいられず、見逃したりなんかしたらDVDが発売される前から予約してしまいます。

 昔から怖いお話が好きでした。

 私が6歳の頃、初めて広告の裏を使って書いたお話が「ドラキュラの歯は無い」というもの。
 加齢により歯を失ったドラキュラがナイフやフォークで人を襲うという他愛の無いものですが、鋭い牙がつきもののドラキュラに歯が無かったらさぞかし難儀するだろうというその時の発想は、今と大して変わりません。
 恐怖にブラック・ユーモアをからめるのが幼児の頃から好きだったものと見えます。

 三つ子の魂百までと言いますから、私は根っからのお話好き、それも怖いお話が好きなのですねぇ。

 基本的に物語というのは、大雑把にくくると恋の話と怖い話しか存在しないように思います。
 SFやミステリー、ファンタジー、ゴシックロマンなどはすべて怖い話に分類できるでしょう。

 そして私は恋の話はあまり好みません。

 怖い話は現実に経験できず、創造の世界でのみ楽しめるものがほとんどですが、恋の話というのは、現実に経験できるようなものばかりです。

 それだったら実際に経験したほうがよほど面白いというもので、100冊恋愛小説を読むより1度実際に経験したほうがはるかに多くのことを学べると思います。

 だけど世の中、「源氏物語」の昔から、恋のお話であふれかえっているのですよねぇ。

 学生の頃はあんまり思いませんでしたが、「源氏物語」というのは考えてみるとひどい話で、幼女を攫って自分好みの女に育て上げたり、毎夜のようにあっちの女こっちの女と渡り歩いたり、雨夜の品定めなどは、大の大人、それも貴族の坊ちゃんたちが集まって、こういう女が良いの悪いのと、まるで不良高校生のような振る舞いです。
 しかもそれを書いたのが女流作家だというんですから、平安の男性貴族がつけあがるのも故なしとしません。

 しかも高校生くらいになると、必ずクラスに一人くらい、「源氏物語」にやたら詳しい女生徒がいましたね。
 しかもたいてい不細工。
 まぁ、女子高生の7割くらいは不細工ですから仕方ありませんが。

 「源氏物語」のような全編これ色恋沙汰みたいな不埒な作品が世界十大文学の一つに数えられているところをみると、人間というものそもそも不埒なもので、その人間がよく描かれているということなんでしょうねぇ。

源氏物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
角川書店
角川書店


パラノーマル・アクティビティ [DVD]
ケイティ・フェザーストーン,ミカ・スロート
ワーナー・ホーム・ビデオ

 

 
パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT [DVD]
中村蒼,青山倫子
Happinet(SB)(D)

 

パラノーマル・アクティビティ2  [DVD]
スティーヴン・シュナイダー,アキヴァ・ゴールズマン,マイケル・R・ペリー,クリストファー・ランドン,トム・パープスト
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

 

パラノーマル・アクティビティ3 [DVD]
クリストファー・ニコラス・スミス,ローレン・ビットナー,ハリー・フット,クロエ・チェンゲリ,ジェシカ・タイラー・ブラウン
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

 

 


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