ハナミズキ

散歩・旅行

 今日は少し肌寒いながら良く晴れて気持ちの良い陽気です。

 千葉駅近くのユニクロにチノパンを買いに出かけました。
 何しろ一年で22キロも痩せてしまったので。

 スーツのズボンは10年以上前に買った太る前の物を保存していたので、それを交互に着てしのいでいます。
 着心地が悪いと着なくなってしまうので、スーツはわりとトラディショナルな高い物を買うようにしているので、捨てるのがもったいなかったのです。
 それが今頃役に立つとは嬉しい誤算です。
 しかも若者がよく着ているような安物のスリムなスーツではないので、流行り廃りがありません。

 しかし、休みの日にはくチノパンは安物でもそんなに履き心地が悪いということはないため、太る前の物はほぼ処分してしまったため、ベルトで無理やりウエストに合わせて、格好悪いことこの上ないのです。

 ウエスト91センチの物を履いていましたが、ユニクロで試着したら、73センチがちょうどよくなっていました。
 2本買って5,000円を切るという格安は、ユニクロならでは。
 良い時代になったものです。

 お昼を食べて、少し千葉駅周辺をぶらつきました。

 公園にハナミズキが咲いていました。




 じつは私は花や植物に対する知識が不足しています。
 花や植物の名前は知っていても、それを実物と一致させることができません。

 さすがに桜や薔薇、チューリップくらいはすぐにわかりますが、ハナミズキがこの花のことだとは知りませんでした。

 同居人が教えてくれました。

 同居人と私は同世代ですが、子どもの頃の経験がかなり違います。
 政令指定都市になる前の千葉市郊外で育った同居人は、驚くほどワイルドな野外遊びを経験してきたそうです。
 近道のために森の中を駆け抜けて小学校に通っていたそうで、下校時にはほとんど天然のアスレチック状態だったとか。
 自生している桑の実や柘榴やツツジを食したこともあるそうで、さすがに今は不衛生でできないが、子どもの頃は平気だったとか。

 その代わり私が経験した子どもの頃の遊びは知らないそうです。
 公園に自転車でやってきて杏飴などを売って紙芝居を見せるおじさんの名調子にうっとりしたりだとか、今の月島のもんじゃ焼きなどとは別物の、駄菓子屋に併設された3畳ほどの小汚いスペースで、ほとんど具が無い、ソースを焦がしてへらで舐めるようなもんじゃ焼きを食いながら子ども同士の付き合いをしたりだとか、そんなことです。

 今ではどちらも駆逐されてしまったようです。

 千葉県内の職場に就職するまで、千葉県は東京のお隣だし、大差ないだろうと思っていたのですが、大間違い。
 言葉からして違います。
 さすがに千葉市くらいまでは、東京の言葉と変わりありませんが、房総の漁師町で生まれ育った人の荒っぽい口の聞き方は、驚くべきものです。

 例えば、それでよぉ、馬鹿野郎、おめぇ馬鹿野郎、うめぇな馬鹿野郎などと言うのです。
 つまり、語尾につける、それでね、とか、それでさぁ、などがことごとく馬鹿野郎なのです。

 最初はびびりましたが、別に怒っているわけではなく、むしろ親愛の情を込めていることがわかり、大らかで開けっぴろげな房総人気質を、今では好ましいものに思えます。


 ただ、緻密さに欠けるきらいはありますが。

 しかし千葉県の県民性は、明るく大らかで、気に入っています。

 例えば、長嶋茂雄、浜田幸一、中尾彬、気志団と並べれば、なんとなく分かってもらえるのではないでしょうか。

 私も千葉県に住んでもう18年。
 大分千葉人ぽくなってきたようで、それが嬉しいのです。

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