昨日、すっかりお馴染みとなったAKB48グループの人気投票結果の発表をテレビ中継していました。
総選挙などと大げさな名前をつけ、若い女性たちに序列をつける、なかなか過酷なイベントですねぇ。
で、なんでも指原某なる人物が、大番狂わせで1位を獲得し、彼女に敗れた大御所の先輩や、スタジオで中継を見守っていたコメンテーターのテレビタレントたちは、一様に小馬鹿にしたような発言をしていました。
それが許されるのも指原某の人徳でしょうか。
なんでもこの人、恋愛禁止という秋元康が定めた掟を破ったとかで、AKB48から博多のHKT48に飛ばされたそうで、今回ファンが彼女に大量の票を投じたのは、時代錯誤な掟を守らせようとする秋元康への批判なんではなかろうかと感じました。
この世には破っても構わない掟というのがあります。
10代から20代の若い女性に恋愛禁止なんて定めたって、破るほうがむしろまとも。
掟を知って加入したのだから守るべきだ、というのは正論ですが、それじゃあ、あんまり堅苦しくて、観てるほうも退屈するというものです。
また、政治家は一つだけ、公約を破っても構わないことがあるとされているとか。
それは、増税。
増税はしませんという公約は破っても構わないというのが政治家の常識だと聞いたことがあります。
恋愛禁止はどうでもいいですが、国民をだまし討ちにするような増税については、困っちゃいますねぇ。
こっちの公約は守ってほしいものです。
秋葉原に専用の劇場を持ち、公演を開始した頃は、メンバーの人数よりも客の数が少なかったとか。
苦しい時代を耐えて人気者になったのですね。
しかし、少女アイドルの旬は極めて短いのが当たり前。
このグループの人気は、これから下降の一途をたどるものと推測します。
それは古いメンバーを卒業させ、若いメンバーを増やしても止められないでしょう。
一世を風靡したモーニング娘。の現在の体たらくを見れば明らかです。
生き馬の目を抜く競争の厳しい業種ですから、遠からず新たなガールズ・ユニットがとって代わるでしょう。