今朝、目が覚めたら9時でした。
体が重く、今日は使い物にならんと、急遽職場に電話して年休を取ることにしました。
10時半くらいまで眠り、少し元気になったので、DVDを借りました。
1976年にスペインで製作された「ザ・チャイルド」のリメイクです。
オリジナルは観ていません。
恐怖と子どもというのは相性がよろしいようで、「オーメン」シリーズや「永遠のこどもたち」など、チャイルド・ホラーとでも言うべきジャンルが存在します。
小学生の頃、永井豪の「ススムちゃん大ショック」という漫画を読んで震え上がった記憶があります。
大人、とくに親には子どもを守ろうとする本能があろうかと思いますが、それが破壊されてしまい、親たちがわが子を冷酷に惨殺する、というSFだったと記憶しています。
「ザ・チャイルド」はそれとは間逆で、小さくて愛らしいはずの子供たちが、集団で大人を襲い、惨殺してまわるお話です。
休暇をスペインの孤島で過ごそうと、ボートを借りて島に渡った夫婦が、この惨劇に見舞われます。
大きく括れば、子どもだけが感染するゾンビ物みたいな感じでしょうかねぇ。
かつて後楽園遊園地のお化け屋敷で、赤ん坊地獄という企画をやっていたことがあります。
入場券を買うと等身大の赤ん坊の人形を抱かされ、お化け屋敷に入ると人形が突如泣き出したり喚いたり暴れたりするという、誠に怖ろしい企画でした。
わが国では、七つまでは神のうち、なんて言いますね。
かつては乳幼児死亡率が極めて高かったため、七つまではいつ亡くなっても仕方が無い、という幼児を亡くした親を慰める言葉だったのだろうと思いますが、子どもというもの、かなり残酷なことを平気でする怖ろしい存在という意味もあるような気がします。
大抵の人は、子どもの頃意味もなく虫を殺害したことがあるんじゃないかと思います。
そのものズバリ、「七つまでは神のうち」というJホラーがありました。
おそらく無邪気で可愛らしくて、しかし善悪の判断がつかない残酷な性質の存在ほど怖ろしいものはなく、それこそはまさしく子どもであり、世界のあらゆるシャーマニズムに見られる神々なんだろうと思います。

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