午前中の大規模修繕説明会も、午後の元仲人への女性の紹介も終わりました。
それにしても腹立たしいのは、母が事前の打ち合わせを全く無視し、勝手な段取りをしたこと。
本来女性と男性を紹介する際、ましてホテルのラウンジで顔合わせをする際、仲介役は20分かそこらで立去り、二人きりで過ごす時間を確保すべきもの。
それを母は、まるで自分が会話を楽しんでいるかのごとく、1時間20分も居座りました。
私は途中、母と席をはずし、注意しましたが、一向におさまりません。
これではお役目を果たせません。
やむを得ず、私自らが後はお二人でと宣言し、席を立ちました。
私よりはるかに長い人生経験を積んでいるはずの母が、そんな初歩的なミスを犯すとはにわかには信じがたいことですが、それは起きました。
母曰く、一度席を立とうとしたら、男女双方から止められたからやむを得ず、と言っていましたが、それは外交辞令というもので、そんなもの真に受けるほうがおかしいというものです。
私たちが一時間二十分も同席したことで、二人きりで話す時間が激減したことは間違いありません。
そのことが、本来の目的を損なうことも間違いありません。
母は気持ちよくなって時間を忘れたのかもしれませんが、そうであるなら人を紹介するというお役目失格です。
母には、深く反省してもらいたいと思います。
世の中の常識を忘れ、おのれの楽しみを求めるなど、少なくとも人を紹介するという役割を負った人のすることではありません。
おかげですっかり私は気疲れしていまいました。
母には、深く反省してもらいたいものです。
もっとも、すっかり年寄になってしまい、私が放つ正論を理解できない可能性大ですが。