四十万市で最高気温40度超えが4日も続いているそうですね。
これは観測史上国内初だとか。
観測史上最高の41度の日もあったとやら。
これには暑い町を売りにしている埼玉県熊谷市も真っ青でしょう。
東京でも観測史上初めて最低気温が30度以上という異常な暑さを観測しました。
それにしても40度とは未体験の暑さで、どんなもんなのか想像もつきません。
でも体感的には、子どもの頃のほうが暑かったですねぇ。
自室にエアコンが設置されていなかったため、たいそう寝苦しかった覚えがあります。
学校も冷房はありませんでした。
ただし、高校だけは、都心部にあったせいか冷房を効かせており、快適でした。
大人になってからは、家でも職場でも冷房をかけっぱなしにしており、夜も一晩中かけているので子どもの頃のような暑さは感じなくてすむようになりました。
文明の利器とはたいしたものです。
地球温暖化は1990年代に急速に進み、21世紀に突入してからは一段落したと聞いていましたので、今年の暑さはびっくりです。
地球温暖化については、今もその原因が良く分からないとかで、原因が分からなければ対策も立てられません。
CO2の排出量が多すぎるせいだとか言いますが、私はもっと大きな地球そのもののバイオリズムなのではないかと思っています。
かつて地球はすべて凍っていた時代もあり、灼熱の海だった時代もあります。
いくら人間がせっせとCO2を排出したとしても、地球そのもののバイオリズムを考えれば、たいしたことではありません。
地球温暖化はおそらく人智を超えた現象なのではないでしょうか。
そうであるなら、一応、CO2削減に励むにしても、私たちは暑い地球で生きていく方策を考えるほうが得策というものです。
一説には、恐竜が地球を闊歩していたところ、巨大隕石が衝突し、完全に死に絶えたと聞きます。
巨大隕石が地球に衝突するかどうかなんて、誰にも分からないし、分かったところで止められはしないでしょう。
SF映画などでは、ヒーローが現れて隕石にミサイルかなんかをぶち込んで地球を救ったりしますが、それはいささか現実離れした方法に思えます。
そのような事態が出来した時、おそらく現代人もはるか昔のポンペイの人々と同様、なすすべも無く滅んでいくことでしょう。
それは冷厳な自然の摂理と言うべきで、人間には出来ることと出来ないこと、避けられることと避けられないことが確かに存在します。
東日本大震災では、多くの人がなすすべも無く波にさらわれてしまいました。
もちろん、何日も前にあんな災害が訪れると知っていれば、多くの人々は避難して助かったことでしょう。
しかし地震の予知は事実上不可能。
2分か3分前に携帯電話に緊急地震速報が鳴ったところで、焼け石に水というものです。
人間は偉大な文化文明を作り上げましたが、未来を予知する能力はなく、自然災害に対してはほとんど無力です。
人間は無力だという現実を目の当たりにした時、人は本当の意味で、命の尊さとともに、じつは人命は軽いものだと気付くでしょう。
尊く、しかし軽い命を生きる私たちは、だからこそ自然にたいして過剰に働きかけることを止め、まして同じ人間同士で殺し合うことの愚かさを悟らなければなりますまい。