みんなじゃない

社会・政治

 名は体を表すと言いますが、近頃のみんなの党の動きを見ていると、全然名前と違っているように感じます。

 私はもともとみんなという日本語が大嫌いで、一度も口にしたことがなく、そんな言葉を党名にしている段階で、怪しい政党だと思ってきました。

 化けの皮が剥がれてきたようです。

 みんななんて全体主義的な名前を付ける心性が、この党の危うさを物語っているように思えてなりません。

 で、先ごろ、渡辺代表は、長いこと代表と二人三脚でこの党を引っ張ってきた江田幹事長を更迭し、維新などとの連携・合流のためには解党も辞さないと考える柿沢議員がみんなの党から追い出されてしまいました。
 その上、このたび、柿沢議員に近い考えを持つ2名の議員から事情聴取を行うんだそうです。

 渡辺代表は純化路線を唱えているようですが、基本政策は一致しているのに、党としての戦略に関する考えが違うというだけで、党を追い出したり役職を更迭したりしては、誰もついていけなくなってしまいます。

 結局みんなの党は、国民みんなのために存在するのではないだけでなく、党員みんなのための党運営さえしない、渡辺代表の独裁政党であることが明らかになってきました。

 こんな無様な姿をさらしてしまっては、自民党も民主党も支持できない、という有権者の支持を得られるはずもなく、代表に反発する者が一挙に離党して、自民党や民主党、維新に走ってしまうだろうと思います。

 渡辺代表におかれましては、せっかく築いた野党としての存在感を失わないように冷静な党運営を心がけてほしいものです。 


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