米国のエコノミスト、ダグラス・マックレイは2002年の論文で「GNC(Gross National Cool、国民総魅力)」という概念を提唱しました。
文化価値で国力を計る指標だそうです。
驚くべきことに、彼はGNC世界1位の国家として日本を挙げ、アニメや漫画などのサブカルチャーと、歌舞伎や茶道などの伝統芸能・伝統文化の二つが共存していることをその理由に挙げました。
米国はかねてよりハードに比べてソフトが弱いと感じているようで、わが国のソフト・パワーに学ぼうと考えているようです。
Cool Japanという言葉も、GNCという新しい概念とともに生まれたものと推測します。
また、世の中には暇な人もいるようで、ブランド国家ランキングなるものを発表している調査会社があるそうです。
その名も、Future Bland Country Bland Index(futurebland.com)。
主に転勤や出張で世界を飛び回る人や海外旅行を趣味とする人、数千人へのアンケートの結果、日本はブランド力世界3位だったそうです。
ちなみに1位はスイスで2位がカナダ。
米国は8位だそうです。
有色人種が人口の圧倒的多数を占める国で10位以内に入ったのは、日本だけでした。
お隣のキムチや焼き肉がお好きな人々が嫉妬に狂いそうな結果ですねぇ。
というのも、キムチ好きの皆さまがお住まいになる、世界の文化のありとあらゆる物の起源でもあるお国は、49位。
しかもここ数年、毎年ランクを下げています。
不思議ですねぇ。
孔子様の故郷であり、侍や茶道の起源であり、ピザを作りだし、漢字を韓字と呼んで自国発祥だと言いながら、それを使うことを止めてしまうという潔い人々が住む国が、なぜ残忍で野蛮で過去の歴史を歪曲するわが国よりはるかにブランド力が低いのでしょうねぇ。
特に日本の野蛮で遅れた茶道を見慣れている日本人の私から見ると、キムチ好きの皆さまの茶道は近代的で素晴らしいですねぇ。
衝撃の映像をご覧ください。
発祥の地でありながら近代的な魔法瓶を使うなど、なんと進取の気性に富んでおられるのでしょうか。
もう、呆れる、じゃなかった、褒め称える他ありません。
こんな素敵な国がわが国のような野蛮な国の隣に存在するなんて畏れ多いことです。
この際地球の裏側へでも引っ越して、彼の地を啓蒙しては下さいませんでしょうか。