中国が尖閣諸島を含む空域を、防空識別圏に定めたことが話題になっていますね。
もちろん、日米は重大な懸念を表明し、中国はそれに反発しています。
中国が新たに設定した防空識別圏、かなりの部分がわが国の防空識別圏と重なっています。
領空と違い、各国がそれぞれ勝手に設定するものですから、あながち中国を責めることはできません。
わが国だって、44年も前に勝手に定めたのですから。
しかし、わが国が防空識別圏に他国の飛行機が入った場合、戦闘機をスクランブル発進させ、最悪の場合には撃墜する体制を取っているのと同様、中国もそのような措置を取った場合、世界で最も危険な空になってしまう危険性をはらんでいます。
中国は東南アジアにも防空識別圏を設定する予定だそうで、明らかに米国による太平洋支配に対する挑戦でしょうね。
現在、海上兵力と航空戦力は自衛隊だけで中国人民解放軍を圧倒する能力を持っていると言われています。
これに在日米軍が加われば、鬼に金棒。
しかし、急速に軍事力の近代化、大規模化を進める中国が、わが国の軍事力を凌駕する日も遠いことではありますまい。
そうなる前に、中国の野望を抑え込める体制を築く必要がありますが、際限無い軍拡競争は避けたいですし、かと言ってあんまり米軍に頼るのも情けない話です。
長らくわが国の集団的自衛権行使を認めないと頑張ってきた韓国は、米国や豪州が相次いでわが国の集団的自衛権行使容認を歓迎したことから、条件付きで認める態度に変りました。
さすがに世界のすう勢には逆らえないと思ったのでしょうね。
それに朝鮮半島が有事となった場合、日米に頼る他ないのは明白ですし。
しかし韓国人の4分の1程度しか、日米と連携して北に対抗すべきだと考えている者はいないそうです。
一番多いのは、竹島をわが国から守るために日韓戦争を覚悟している者が多いとか。
お気は確か?
もう少し国際情勢の実態を正しく報道する努力を韓国マスコミはすべきではないでしょうか。
わが国の会社2社に戦時徴用工に賠償金を払え、という判決が相次いで出て、近々韓国の最高裁が確定判決を下す予定です。
わが国政府は2社に判決が出ても賠償金を支払わないよう求め、政府として韓国に日韓基本条約に違反すると抗議し、それでも駄目なら国際司法裁判所に訴えると、韓国を脅しています。
さらに、韓国最高裁が賠償金を払えという判決を下した場合、日韓関係は重大な危機を迎えると、強い言葉で牽制しています。
もう、腰砕けの民主党政権が倒れ、強い安倍自民党政権が生まれて一年ちかくが経とうとしています。
中国も韓国も、先の大戦などでわが国の怖ろしさは熟知しているはず。
安倍自民党政権をあんまり挑発すると、わが国民の意識は一気に過激なものに変っててしまいますよ。