韓国人のお客様

社会・政治

 今日は午後1時から、韓国で文教行政に携わるお役人4人と通訳1人が私の職場を訪問し、2時間以上、質問攻めにあいました。

 私が勤めている機関は、一般には馴染みが薄いと思いますが、大学共同利用機関と呼ばれる組織形態をとっています。

 要するに高額の実験機器などを各大学がそれぞれ購入するのは大変なので、共同利用拠点が購入し、各大学が共同で利用しつつ、異分野の研究者が集まって共同で研究を進めるために設置されているもので、わが国では40年くらい前から、日本各地に設置されています。

 有名な所では、国立天文台や高エネルギー加速器研究機構、国際日本文化研究センターなどが挙げられます。

 韓国にはそういった機関が無く、これから設置を目指しているとかで、設置の経緯や法規、予算、運営方法、人事など、全般に渡って熱心に質問してきました。

 事務からは私1人、教育研究職からは教授1人と韓国語ができる准教授1人の3人で対応しました。

 しかし相手が欲している情報は教育研究に関することよりも、設置のための法的整備など、文教行政に関することなので、勢い、私が答えることになります。

 何でも起源を主張したがる国民と言われますが、今日来た韓国人たちは、謙虚に、進んだわが国の研究システムを学び、自国の文教行政に反映させたいご様子でした。

 仕事で来たのだから当たり前ですが、にこやかで友好的で、礼儀正しく、感じの良い人たちでした。

 様々な施設を案内したら、デジカメで写真を撮りまくっていましたね。

 政府レベルで関係性がぎくしゃくしても、そこは同じ人間。
 直接話をすれば、そんなにおかしげな人々では無いことがよくわかります。

 草の根レベルの交流が重要だと実感させられました。

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