出身大学別幸福度

思想・学問

 世の中には暇な会社があるもので、入社年代別の、入社時と現在の幸福度を出身大学別に尋ねるアンケートを行ったそうです。

 私は1992年に就職しましたので、1990年代入社組の一覧を以下に掲載します。



 男性では、入社時も現在も早稲田大学がトップ。
 東京大学じゃないんですね。

 ただし、入社時36ポイントから、現在18ポイントに半減しています。
 それでもトップなのですから、分からないものです。

 そう言えば私の周りの早稲田大学出身者は、他の大学出身者に比べ、やたらと早稲田大学卒であることを言いふらしたり、逆に他人の学歴を聞いてきたりします。

 嫌らしいですねぇ。

 概ね偏差値の高い有名大学か、偏差値はそこそこでも巨大なマンモス校出身者が上位を占めているようです。

 もちろん、幸福度を尋ね、しかる後出身大学を尋ねるわけですから、恣意的な調査ではなかろうと想像します。

 幸福感と言うのは人それぞれですから、一概に比較はできません。

 上昇志向の人であれば、早い出世や高い収入がそのまま幸福感に繋がるでしょうし、仕事は生活の糧を得るための苦役と観念し、趣味の世界に生きる人はなるべく気楽な仕事に就いて、自由時間が多いことに幸福を感じるでしょう。

 私は明らかに後者です。
 後者の場合、出身大学はほとんど意味をもたないでしょうね。

 面白いのは、東京では偏差値が高くても、男性の場合ミッション系の名前がほとんど登場しないこと。
 上智とか青学とか。
 
 なんででしょうねぇ。

 関西では上位に食い込んでいるのに。

 キリスト教風の教育が合わないんでしょうか?

 私も国立大学や国立博物館、国立研究所などの高等教育機関に勤める身。

 このアンケート結果から一定の有意な結論を導くのは難しいと思いますが、教育行政に携わる者として、興味深い調査結果ではあります。

 各年代の入社組の調査結果を仔細に眺め、当時の社会情勢や現代のそれを勘案して規則性を考えてみることは、楽しい作業になりそうです。

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