ついにロシアのプーチン大統領がクリミア自治共和国のロシア併合を宣言しましたね。
100年前なら戦争になっていたでしょう。
大事件ですから。
しかしEUも米国もわが国も、今のところぬるい経済制裁しか予定していないようです。
それというのも、ロシアは経済的・軍事的・政治的に巨大な国家。
制裁がブーメランのように自国に返ってくることを怖れているようです。
もう一つは、クリミアの人々が国民投票でロシアへの併合を望んだことが理由でしょう。
米国もEUもわが国もこの国民投票自体を国際法違反として認めない、と言っていますが、簡単にこれに介入はできないでしょう。
もっとも、武装したロシア兵がごろごろしている中での国民投票ですから、出来レースの感が否めません。
いずれにしろ、力を背景にした他国領土の簒奪ということに変りは無いわけで、これを許していたら国際社会は滅茶苦茶になってしまいます。
頭が痛いのは、イラクやアフガニスタンと違って、相手があまりに巨大な力を持つロシアということです。
これからどうなっちゃうんでしょうねぇ。