タイタニック

社会・政治

 今日は豪華客船、タイタニック号が沈没した日ですね。
 
 時に1912年のこと。

 この時のことはたびたび映画化され、海の悲劇として語り継がれています。

 パニックを避けるため、2等客室を封鎖して客が甲板に出られないようにしたとか、楽団員は客の心を静めるため、ぎりぎりまで音楽を奏でていたとか、脱出を諦め、正装してブランデー片手にその時を迎えた貴族がいたとか、さまざまな話が残っています。

 大作「タイタニック」に見られるような貴族のお姫様と平民の青年との間にロマンスがあったかどうかは定かではありませんが。

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 おそらくフィクションでしょう。

 人は滅ぶということに美を感じるようにできているようです。

 三島由紀夫は、「破滅に向かって突き進む姿だけが美しい」と言いました。

 一方、ある評論家は、「自滅を美とせず」と言いました。
 逆に言えば、そう言わなければならないほど、人は破滅にロマンティックな美を感じてしまうのでしょう。

 籠城なんかはその最たるものです。

 タイタニック号の悲劇が、人を惹きつけてやまないのも、そういう理由でしょうね。

 それでも、先の評論家のように、「自滅を美とせず」という冷静な態度を保持することが肝要でしょうねぇ。

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