今朝起きたら台風の気配すら感じられず、拍子抜けしました。
テレビのニュースを見ると、私が住まいする千葉市は黄色い台風の円の中心に位置していたのに、不思議。
通常どおり出勤できました。
電車がストップして休校になることを期待していた高校生諸氏はさぞかしがっかりしたでしょうねぇ。
今日を見越してあらかじめ休暇を取っていた職員も何人かいますが、これでは何のための休暇かわかりません。
思い起こしてみると、高校時代、臨時休校になったのは一度だけ。
左翼過激派が同時多発テロを起こし、浅草橋駅をほぼ全焼させた時です。
あの時は不謹慎にも、過激派、Good Job!、と思いましたねぇ。
就職してからでは、東日本大震災の翌日、無理して出勤する必要はない旨のお達しが出ましたが、車通勤のため、何の影響もありませんでした。
ただし、電車は完全に止まってしまったため、7割くらいの職員は来られず、その日は仕事になりませんでした。
平穏な日常というものが、いかにもろいかを痛感させられました。
今回の台風でも、土砂崩れなどで、今現在3名の方が亡くなられています。
中には12歳の少年も。
痛ましいかぎりです。
石川五右衛門は、世に盗人の種は尽きまじと辞世を残し、この世の一面の真理を突きましたが、世に災害の種も尽きないようです。
いくら防災を心がけても、避難しても、どうしようもない大災害というものが起こります。
そのたびにより堅牢な防潮堤を建てたり建物や橋などの建造物を強化したりしますが、どういうわけかそれを上回る災害が起きますね。
そして昔であれば、水害や冷害で飢饉が起き、大勢の餓死者をだしたりしました。
今の日本ではよほどのことが無いかぎり餓死することはありませんが、自然災害による被害はいかんともしがたいものです。
私はそれらニュースに接するたび、あぁはれ、と慨嘆し、世の無常を嘆かずにいられません。