今日は終戦記念日。
私の職場でも、半旗を掲げ、正午に1分間の黙祷を捧げました。
戦後、わが国の言論空間は、わが国の近代化をめぐって、また、国防安保全般をめぐって、複雑怪奇な思考の迷路に入り込んでしまいました。
世界の常識からかけ離れた神学論争とでも言うべき不毛な論争に労力を費やしてきましたね。
今となっては懐かしい、非武装中立なんていう馬鹿げた考えが真面目に論じられた時代もありました。
最近ようやっと、その馬鹿馬鹿しさに多くの国民が気づき、世界のスタンダードに従う他生きる道はないのだと、思い知るようになりました。
朝日新聞が韓国の従軍慰安婦は誤報だったと30数年ぶりに認めたことなど、その好例でしょう。
あれだけの大きな戦の後ですから、トラウマを抱えるのはいた仕方ないことです。
それでも戦後69年という時の流れは、ナーバスになってしまった日本国民の心を確実に癒してくれているように感じます。
うんざりするような、奇妙奇天烈な論理をふりかざし、ほとんど思考停止の状態となって、反核だの平和だのを叫ぶヒステリックな人々を見るのはもう嫌です。
今日という日くらい、静かに、鎮魂の祈りを捧げたいものです。
もちろん、わが国の犠牲者のみならず、連合国の犠牲者や植民地の犠牲者も含めて。