秋祭り

その他

 昨日はお隣の市で古くから尊崇を集める神社の例大祭に繰り出しました。

 神輿に山車、ひょっとこにお稚児行列と、市内の様々な町がそれぞれに趣向を凝らして祭りを盛り上げていました。

 近頃寂れた感のある市ですが、かつて譜代の殿様が治め、城下町として賑わいだ昔を思い起こさせる、たいへんな人出でしたね。


 坂の多いお土地柄ゆえ、山車を引くのは困難で、だからこそ山車が祭りのメインです。




 みなさん地下足袋に半被姿ですが、役員連は着流しに半被、足袋に草履といういでたちで、指揮をしたり山車のまわりを歩くだけで、引いたり押したりということはありません。



 私は例によって着物に羽織姿でしたから、祭り見物の一般客に実行役員と間違われ、質問を受けること度々で、面倒くさいから役員のふりをして適当に答えておきました。

 おひねりをもらうと、山車を引いている者たちがひとしきり踊るのですが、暗くなるまではこれは子供のお役目。




 可愛らしいですねぇ。

 可愛らしいといえば、女の子の一群が派手な着物で静々と歩く姿も映えました。


 夕方4時には終ってしまうような市役所などが主催する健康的でつまらない、的屋すら出店させない市民祭りみたいな似非祭りとは大きく異なり、伝統的な例大祭は夕方から夜中にかけて行われ、神秘的かつ荘厳ですらあります。

 夜も9時を回らないと盛り上がりは小規模で、それを過ぎるとあちこちの裏道で酔っ払いが立小便をするという微笑ましくも愚かな光景に出くわします。

 私も少々飲み過ぎたようで、軽犯罪を犯してしまいました。

 あ、警察や検察の方、見逃していただけるとたいへんありがたいところです。

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