人間、考え方の癖というのがあるようです。
ネガティブな考えばかりする人、ポジティブな人、様々です。
私の知り合いに、何事も型にはめたがる人がいて、疲れます。
例えば私を捕まえて、国文科を卒業して行政職に就いているのは変だとか、東京で生まれ育ったのに千葉に就職して千葉に引っ越すのは変だとか、お寺に生まれたのなら坊さんになればいいのに、などなど。
それに一々合理的な説明を試みようとしても徒労に終わります。
国文科卒は国語教師になるのが一般的ですが、死んでも猛獣使いのような教師にはなりたくなかった、とか、空いている下り電車で通勤し、いずれは東京脱出を図りたかった、とか、次男なので坊さんになったら婿養子になるしかなく、それだけは嫌だった、とか。
そういう説明にしつこく突っ込んでくるのです。
そしてサラリーマンの息子で法学部を出て、地元、千葉の行政機関で働く自分はいかにもまっとうだ、という態度を示すのです。
愚かなことです。
世の中は多様なもの。
こうきたらこう打ち返す、みたいな、ステレオタイプの人間ばかりではありませんし、そんなやつばかりでは組織も活性化しません。
その人の自信にあふれた口ぶりを見ていると、イライラしてきます。
そんなことでは色々な考えを持った多様な人々を尊重することなどできはしますまい。
何事も色眼鏡を付けず、そうか、そういう人生や考え方があったのかと、素直に受け入れれば良いのです。
そういう人とは接したくありませんが、同僚とあっては仕方ありません。
やれやれ。
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