猛威

その他

 昨日、風邪で休みましたが、今朝は調子が良かったので出勤しました。

 で、驚きました。

 私が所属する部署、20人もいない小さな部署ですが、3人が昨日からインフルエンザで休み始めたとのこと。

 インフルエンザは猛威を奮っています。

 昨日の電話でインフルエンザは陰性だったと伝えていたにも関わらず、私が出勤したのを見てみなさんびっくり。
 のみならず、なんだか近寄ろうとしないように感じました。

 検査結果を信用していないようです。

 そういえば学生の頃、教室の中だけとはいえ、死に至る伝染病の流行は見えざる神の手による人口調節だ、と過激なことを言っている東洋哲学の先生がいました。
「ペストはなかなか良い病気なんだよね、致死率が高いから」なんて言っていました。

 太平洋戦争に従軍し、戦場で片手を失い、いつも着流し姿で表れる変なおじいちゃんでした。

 でもそれは、一種の警句にはなるでしょうけれど、物事の真実を突いているわけではありますまい。

 ウィルスも生物である以上、拡大への欲望を持っているはずで、その限りない欲望が、拡大しすぎてやがて自滅していくわけですから、そこには一種の儚ささえ感じます。

 もちろん、エボラ出血熱など、致死率の高い病気に罹患した患者からすれば、ウィルスの欲望だの儚さだの、安全なところで勝手なことをほざいてやがる、くらいにしか思わないでしょうけれど。

 人に限らず生物の夢や欲望は限りがないものだと痛感します。