昨夜、NHKのニュースで、隅田川に散った花びらが集まって筏のようになる花筏が見られる、と聞き、隅田川を目指しました。
車を吾妻橋の墨田区側にあるコインパーキングにとめ、早速吾妻橋へ。
橋の上から隅田川をのぞきましたが、花筏は全く見られません。
東京湾に向かう遊覧船や屋形船が行きかい、花を散らしてしまったようです。
これはどうも時と場所を選ぶようじゃわい、と気づきました。
公園では桜祭りを開催していましたが、ほとんど葉桜状態。
残念です。
気を取り直して浅草をふらふら。
それにしても外国人観光客が増えました。
やたらと目に付いたのが、薄汚れた安そうな着物をおかしな着こなしで着ている若者たち。
ほとんどが、お着物体験で着物をレンタルして浅草をほっつき歩くアジア系の外国人のようでした。
安っぽくて薄汚れているのは仕方ないとしても、着物レンタルのお店、もうちょっときちんと着付けてやれないものですかねぇ。
白人のおばちゃんが、そういうアジア系の若い女性を日本人だと勘違いしたらしく、道を尋ねましたが、「コリアン」と言われてびっくりしていました。
韓国人だったのですね。
隣国ですし、顔も似ていますし、着崩れていても白人にはわからないでしょうから、地元民と間違えたのも無理はありません。
日本人女性で自前の着物を着て歩いている人もいましたが、そういう人は帯の結び方をみればすぐわかります。
男であれば、帯の位置でわかります。
日本人の男は腰で帯を結びますが、お着物体験の外国人はなぜか腹でまいています。
子供みたいで滑稽ですが、推測するに、排便の際の利便性を考えて着物レンタル店があえて腹で巻いているのではないかと思います。
ひどい人ごみをのろのろ進み、観音様を拝んでから観音裏を抜けて浅草寺病院前へ。
ここは4年前の3月、父が息を引き取った場所です。
心の中で手を合わせました。
古着屋をひやかしたり手ぬぐい専門店をのぞいたり、あるいは和小物の雑貨店に立ち寄ったりして、春の一日を楽しみました。
平日もこんな風にぶらぶら過ごしたいものです。