昨日は上野の東京藝術大学美術館に出かけました。
観音の里の祈りと暮らし展を観るためです。
会場は観音、観音、如来、如来、といった趣き。
長浜市の観音や仏像を集めた展覧会です。
長浜はお土地柄、戦乱の絶えた試しがありません。
焼失したお寺やお堂は数知れず。
そのたびに、農民らが仏像を土に埋めたり池に沈めたりして守ってきたそうです。
国宝やら重要文化財やらはほとんどありませんが、農民たちの切ないばかりの祈りや信仰が感じられて、必ずしも文化的価値が高くない仏像群は、深く私の心を打ちました。
一時間ばかりかけて如来や観音像を堪能した後、美術館内にあるホテル・オークラのレストランで昼食。
その後上野公園をそぞろ歩きました。
不忍池では、間近に鵜を観ることが出来ました。
蓮も咲いていました。
ボート遊びを楽しむ善男善女も数多く。
わが国は今のところ平和なようです。
この平和が続くよう、観音に祈りましょうか。