北朝鮮への制裁決議が国連安保理で採択されました。
核兵器をこれ以上拡散させてはならない、という理屈は分かりますが、心情的にはあまり納得がいきません。
安保理常任理事国の米・露・中・仏・英の五か国はすべて核武装しています。
特に安保理決議を主導した米国は世界一の核大国。
自分たちは核武装しておきながら、他国の核武装は絶対許さん、というのは、なんだか矛盾のような気がします。
イラク戦争の時も、イラクが大量破壊兵器を保有している、というのが開戦の理由でしたが、結局イラクはそんなもの持っていませんでした。
でもフセインは処刑されました。
世界一多くの大量破壊兵器を保有している米国がやったことです。
もちろん、わが国にとって北朝鮮の核武装は脅威で、北朝鮮への制裁は私も支持します。
支持はしながらも、持ったもん勝ちのような現在の世界の核武装の状況には、やり切れない思いを感じます。
他国に核武装するなと言うなら、自らも核兵器を廃絶したらどうでしょうかねぇ。
それはもちろん、現実的には不可能なことなのでしょうけれど。