私は今年の8月で49歳になります。
50歳ももうじきです。
織田信長が最後に舞ったとされる「敦盛」では、人間(じんかん)50年と謡われます。
かつては、人間の世にいられるのは50歳が標準だったのでしょう。
今、人生80年時代。
30年も延びました。
しかし、50歳を前にして、近頃、非常な疲労を感じます。
定時まで働くだけでヘトヘトで、残業など思いも及びません。
昨日も一昨日も、18時に帰って、シャワーを浴びるなり、晩飯も食わずに寝てしまいました。
しかも、翌朝6時半まで、目が覚めないのです。
12時間も。
過眠の症状かもしれません。
私は集中力には自信がありますが、持久力となるとからっきしで、もっと勤務時間中に手を抜ければと思うのですが、生まれ持った性分である以上、仕方ありません。
で、50年。
私は密かに100歳超えを目指していますが、こんなに疲れやすくなってしまって大丈夫だろうかと思います。
思い返せば、20代の頃は、仕事帰りにプールに行って泳いだり、サウナにいって死ぬほど汗をかいたり、仕事後も元気でした。
加齢によるものとはいうものの、50前でこんなに疲れるようになるとは思いもよりませんでした。
加齢によって学ぶことは多いのですね。
人間の衰えということ。
これからは、衰えていく一方だと思います。
私は自身を実験台にして、人間の衰えというものを観察したいと思っています。
それは今後の、密やかな楽しみでもあります。
しかし精神だけは、ずうずうしくなったというか、多少のことではへこたれなくなりました。
それだけが、加齢による良い点です。
果たして私はどんな風に老人になっていきますのやら。