猛暑になぜ運動をするの?

社会・政治

  私は昔から、高校野球、特に夏の大会が嫌いです。
 勝っても負けても泣くし、なんだか根性論みたいなことをほざく解説者は出てくるし。

 今年の夏は記録的な猛暑で、熱中症などで多くの死者が出ています。
 テレビのニュースでは、小まめな水分・塩分補給と冷房の活用を繰り返し呼びかけています。
 そして何より、野外での運動を避けることを強調しています。

 ところが高校野球。

 続々と各都道府県の代表が決まっていますが、この酷暑のなか、選手も、応援する人も、へとへとだろうと思います。

 いくら若いとは言っても、死人が出てもおかしくない状況で大会を強行しようとするのは、無謀とさえ言えるかと思います。

 中止するか、延期すべきでしょうね。
 ていうか、春の大会だけやって、夏はやめてしまったほうが良いと思います。

 夏に無理やりやるのは、教育上もよろしくありません。
 無理して頑張るやつが偉い、みたいな誤った考えを子供たちに植え付けてしまうでしょう。

 時代錯誤というか、旧日本軍っぽいというか。

 同じことは、2年後に迫った東京オリンピックにも当てはまります。
 今からでも、東京近郊の暑さを世界に訴えて、10月開催とかにすべきです。
 大人の事情があるのでしょうが、夏にやるなんて馬鹿げています。
 どんな暑さ対策を打ったところで、高が知れています。
 前の東京オリンピックも10月でしたし。

 マラソンなどで死人が出たり、死なないまでもバタバタ倒れる選手がでたりしたら、もう東京オリンピックは失敗です。
 おそらく、死の大会とかなんとか言われて、国際社会に恥をさらすでしょう。

 首都圏近郊に住んでいる者なら、8月に首都圏で大運動会をやるなど狂気の沙汰だということくらい、誰だって分かっています。
 政治家のセンセイだって、オリンピック委員会のお偉方だって。
 分かってて声を上げないのは、夏の高校野球は健康に悪いから止めようと誰も言い出さないのとよく似ています。

 高校野球の夏の大会の中止と、東京オリンピックの開催時期を秋にずらすことを、強く求めます。