今日は同居人が老いて独り暮らしをする義母を見舞に行ったため、独り、のんびり過ごしました。
ゴロゴロしていて、散歩する気も起きません。
コロナで好きな週末お上りさんもできなくなり、歩くと言ってもご近所ぐらい。
健康を意識して歩くのならば、同じところを毎日でも良いのでしょうけれど、私の場合、色々な、違った場所を歩きたいという欲求があるため、ご近所散歩ばかりでは物足りなく感じます。
今年は花見にも行きませんでした。
例年であれば、上野に行ったり、靖国神社に行ったり、目黒川のあたりを歩いたりするんですけれど。
家にいるからといって、ホラー映画を観るでもなし、小説を読むでもなし。
ぼんやり過ごすことが多くなりました。
よく昔のお父さんが、休みの日というとテレビを見ながら横になっている、という図がありました。
昔は週休2日が定着しておらず、土曜日は半ドンだとしても、朝から1日休めるのは日曜日だけ。
それでは出かける気も起きないでしょうし、体を休める必要があったのでしょうね。
世間の中年男性の多くがそうであるような、ステレオタイプのおじさんに、私もなっているような気がします。
我が家は子宝に恵まれず、大人二人の生活を続けてきましたが、娘でもいたなら、さぞかし嫌われたんではないかと思います。
くたびれた中年男、若い娘に好かれるはずがありません。
人に起きることは大抵自分にも起こるもの。
私にも年齢相応の衰えがきているのでしょうね。
目は緑内障になるし、精神科にはもう20年も通っているし、肝臓の数値が悪化して、内科医からは呑む量を半分に減らせと言われているし、右耳は35歳で患った突発性難聴の後遺症でよく聞こえないし。
ただ、なぜか歯だけは良いんですよねぇ。
虫歯になったこともないし、固いものでも平気です。
以前、しじみの身を取り出すのが面倒くさいからと、殻ごとバリバリ齧ったことがあって、私は平気だったのですが、歯が悪い先輩から、嫌味だから止めてくれと言われたことがあります。
美食はこれからも楽しめそうです。
そうかと思えば同世代で総入れ歯という人もいます。
老いの出方は色々です。
氷をガリガリ齧りながら、そんなことを考えて、ソファでくつろぎました。