かくれ家

文学

 今日、千葉市はひどい南風が吹き荒れて、お昼に近所の蕎麦屋に行っただけで、終始、家に籠っていました。
 大雨だとか、雪だとかで籠り居するのは、どこか気持ちが良いものです。

埋火や 我がかくれ家も 雪の中

という与謝蕪村の浪漫的な俳句を思い出させるような、心地よさを感じます。

 しかし、ピーカンに晴れているのに、家に籠らなければならないというのは、なんとも無粋な感じがします。
 晴耕雨読とか申しますが、こう風が強くては、畑を耕すこともままならないでしょう。

 私はただ、煌めくお日様を眺めては、南風を呪うばかりです。