接種券

社会・政治

 私は高脂血症のため、3週間に1度、内科に通っています。
 今朝がそうでした。

 ワクチンの接種券が届いたなら、真っ先に打ってくれるとのこと。
 理由は基礎疾患があるから、だそうです。
 高脂血症というのは基礎疾患にあたるんですねぇ。
 あまり意識したことはありませんでしたが。

 で、ついでに同居人にも同じ時期に接種してほしい、とお願いしたところ、渋い顔。
 同居人は風邪で数回診てもらっただけで、掛りつけとは言えないからだそうです。
 医師は掛りつけの患者以外、接種する気はないそうで、代わりに集団接種会場を紹介してくれました。

 近所にもう一軒内科があるのですが、こちらは正反対。
 接種券がなくても、掛りつけでなくても、年齢に関係なく、接種してくれるとあって、若者からお年寄りまで、毎日病院のまわり、とぐろを巻いています。
 外で立ったまま何時間も。

 それを我が掛りつけ医はさんざんディスッテいました。
 患者一人一人を大事にすれば、雨が降ろうと外で立ったまま待たせるなんてことは出来ないし、そもそも接種券もないのにワクチンを打つなんてあり得ないことだと。

 多分近所の内科にも言い分があるでしょう。
 望む人には誰でもいつでも打ってあげる、みたいな。

 しかしそれでは、何のための接種券かということになります。

 小さなクリニックでもこんなに対応に差があるのでは、公平な接種なんて望むべくもないでしょう。

 小さな町のどたばた劇。

 私はそれを笑いながら見るしかありません。