恐怖による平和

社会・政治

 今朝は5時半に目覚めてしまいました。
 折角の土曜日、朝寝を楽しみたかったのですが、目が冴えてしまったので起きました。
 まずは朝風呂。
 その後朝飯を食らって、内科に行きました。
 3週間に一度、コレステロールを下げる薬をもらうためです。
 近頃数値が安定しているので、3分診療です。

 帰宅して新聞をじっくり読みました。
 米国のバイデン大統領、自爆テロに対する報復を宣言していましたが、結局、米軍がいなければアフガニスタンの平和は保たれないということがいみじくも証明されてしまいました。

 人間なんて愚かな生き物ですね。

 殺したり殺されたり。

 同じ種類の動物で、互いに殺しあうのは人間くらいではないでしょうか。
 しかもはるか昔から今にいたるまで、戦争が絶えたことなどありません。
 これからもそうなんでしょうねぇ。

 しかし、大国同士がガチンコで戦うということは起こらなくなりました。
 二つの世界大戦から学んだというより、核兵器の開発により、簡単に戦争を始めることが出来なくなったのだと思います。
 核兵器を無くしてしまったら、また昔のように大国同士が戦うことになるのかもしれません。
 核兵器は使えない兵器ですが、それを敵対する国同士が互いに所有することによって、平和が保たれるなら、あったほうが良いのかもしれません。
 たとえ恐怖による平和であっても、実際に戦うよりははるかにマシです。

 最近、中国が台湾を武力によって奪うのではないか、という記事をよく見かけます。
 そうなったら、米国はわが国の米軍基地を拠点にして中国軍に相対することになるはずで、わが国も無傷ではいられません。

 中国もそこまで馬鹿だとは思いませんが、独裁国家であるがゆえ、独裁者がやれと言えばやるんでしょうね。
 独裁者は段々狂っていくものですから。

 その時、わが国はどういう態度を取れば良いのでしょう?

 米国と一緒になって戦うのか、後方支援のみにするのか、あるいは我関せずと、何もしないのか。
 何もしないという選択肢はないでしょうね。
 わが国に所在する米軍基地にミサイルが飛んでくるかもしれませんから。

 そうすると米軍に協力せざるを得ないでしょう。
 中国が領土的野心を捨てるとは思えませんし、米軍が人民解放軍よりも圧倒的に強いわけではありますまい。
 そうなると、わが国や東南アジアやインドなどが、中国包囲網を作り上げるしか手はないように思います。

 こういうことを考えるのも、私が戦いを好む人間という種だからで、狂気に満ちた人々の中にあって、一人正気ではいられません。 
 狂人が圧倒的多数を占めるなら、それがまともということになります。

 そうやって、連合国も枢軸国も、狂気の沙汰に陥って、愚かな世界大戦を繰り広げたのでしょう。
 もし有事が起こるなら、狂気に陥ることなく、平和的に問題を解決してほしいものです