社会・政治

 英国のエリザベス女王が亡くなられたとか。
 ずいぶんな長生きで、息子の新国王はすでに御年73歳。
 73歳で新国王とは驚きです。

 現在、天皇陛下を含め、世界各国に王室が残存していますが、これらはいつまで続くのでしょうか。
 今時天皇だの王様だの、時代錯誤な気がします。

 わが国の皇室の人々、生物学的には人間ですが、社会学的には人間ではありません。
 選挙権も被選挙権もなく、職業選択の自由も住居の自由も無い。
 いわば現代の賎民とでもいうべき存在です。
 あらゆる権利や自由を制限し、その代わりに崇め奉るとは、そしてそんな人々の存在を許すとは、私にはにわかには信じられません。
 さらには宮内庁だの皇宮警察だのに莫大な税金を投入する。 
 そんなことまでして、誰にどんな利益があるのでしょう?

 このブログで何度も書いたとおり、私は天皇制は廃止すべきものと考えています。
 差別はいけないと言いながら、国家総出で皇室の人々を差別しているではないですか。
 人間らしい生活をおくれるよう、差別は撤廃すべきです。

 聖と賤が表裏一体であることなど、さんざん言い古された物言いです。
 聖とされる人は必ず賤なのです。
 そういう者の存在は、国家統治には便利かもしれません。
 しかし国家統治に便利だからと言って、ごくわずかの人々を差別してよいという道理にはなりません。

 どうか皇室の方々を差別にまみれた世界から救いださんことを。