今日は朝から冷たい雨が降りました。
幸いにしてお昼頃にはやみましたが、寒波が列島を覆っているようで、強い寒さを感じます。
今日は冬至だそうですから、やむをえません。
私は事務職なので、暖房の利いた事務室で快適に過ごすことができます。
そのうえ車通勤なので、外を歩くことはほとんどありません。
それは有難いことですが、寒いものは寒い。
冬になると毎年ですが、晩酌の量が増える傾向にあります。
冷たい空気が体を冷やすせいか、自宅に帰ってから暖房を効かせつつ呑む熱燗や焼酎のお湯割りは抜群の威力を発揮し、体を芯から暖めてくれます。
誰でしたか、テレビタレントだったように記憶していますが、小学校まで歩いて2時間近くかかる雪国に生まれ育ち、冬場は体を温めるため、朝、親から酒を持たされたという話を聞いたことがあります。
体を温めるためとはいえ、小学生に酒を持たせなければならない親の気持ちというのはどういったものでしょうか。
辛いのか、あるいはその地方では当たり前のことで、何とも思わなかったのか、どっちでしょうね。
酒というのは確かに体を温める効果があるようで、私の晩酌が過ぎるのも寒さゆえです。
しかしそのせいか、あるいは寒さゆえか、朝起きるのは暖かい時期より何倍も辛く感じます。
若い頃は冬のピリピリした空気がむしろ清々しく感じて好きだったのですが、40前くらいから、極端に寒さに弱くなり、今は恐怖すら感じます。
おかげで晩酌が過ぎるわけです。
何か運動でもして筋力を付ければ寒さをあまり感じなくなるのかもしれませんが、そんな面倒なこと出来ないし、やる気もありません。
そのうえ、酒の飲みすぎによるものか、あるいは加齢による衰えか、物覚えが悪くなってきました。
私はかつて記憶力には自信があって、手帳なんか持ち歩かず、ほぼ予定を覚えていられたのですが、今はスマホにすべての予定を記載し、しかもそれを頻繁に見直さなければ、仕事に穴を開けるようになってしまいました。
私がかつてせせら笑っていた、役立たずのポンコツおじさんがここに誕生したようです。
人に起きる老化は自分にも起きる、と言います。
今まさに、それを実感しています。