今日は東京大神宮から銀婚を祝う式に招待され、行ってきました。
1998年(平成10年)に東京大神宮で式をあげ、境内にあるマツヤサロンで祝宴を開いた夫婦に昇殿を許して祝詞と寿ぎの舞を見せ、夫婦だけの記念写真及び集合写真を撮り、昼食の宴会を開くという趣向です。
祝福のカステラです。
コロナが怖いので、宴会は出席しませんでした。
東京大神宮は小さいながらも伊勢神宮の東京分社として知られた清潔で歴史がある由緒正しい神社です。
ちなみに伊勢神宮の正式名称をご存知でしょうか。
神宮、とだけ。
最近は縁結びの神様として有名になり、30歳くらいのおねぃさんが大挙して押し寄せます。
私たちは結婚して25年目にして初めて互いの結婚指輪を付けて式に臨みました。
知り合いの結婚披露宴などにも付けていったことがありません。
私は金属質の物が肌に触れるのが嫌で指輪をせず、腕時計もしません。
随分前に買ったロンジンの懐中時計を愛用しています。
同居人は文化財や美術品に触れる機会の多い仕事をしていますので、指輪やアクセサリーは厳禁です。
そんなわけで、指輪の存在すら忘れていました。
指輪をして行きたいと同居人が言うので、了解しましたが、指輪、見つかるのかいなと思っていたら、同居人が大切に保管していたことが判明。
そういう物に興味が無い、中身はおっさんのような人かと思っていましたが、女性なんですねぇ。
銀座の宝飾店で購入したことはうっすら覚えているのですが、何というお店か忘れていました。
箱をみたら、GINZA MIKIMOTOと書いてあります。
それが有名なのかどうかさえ分かりませんでしたが、同居人によると、かなり知られたお店のようです。
指輪を買いに行った時、私はまるで興味が無く、同居人が良いという物を購入した覚えがあります。
25年ぶりにその指輪を見て、結構シンプルで上品な物を選んだのだなと思いました。
式典参加者は当然面識がありませんが、この神社で式をあげ、25年という長い時間をともにこの国で過ごしてきた人々だと思うと、親愛の情が湧くことを抑えられませんでした。
みなさんそれぞれに老けていましたが、それもまた人生経験を積んできた証。
私は25年間という歳月がもたらした老いを寿ぎたいと思います。
荘厳でスタイリッシュな神道には、仏教とは異なる魅力があると思います。
特に儀式をやらせたら世界一美しいと思います。
神道と仏教が併存する日本に生まれて幸いです。
良い日曜日となりました。