世に争いの種は尽きまじと言いますが、ウクライナとロシアの戦争と言い、イスラエルとイランの戦争と言い、よくやるものです。
ロシアがウクライナに侵攻した時は、いくらも持たずにロシアが勝つのかと思ったのですが、意外なことに長引いています。
もはや泥沼と言って良いかもしれません。
イスラエルとイランの戦争は長年の宗教対立の末だけに、厄介です。
宗教戦争ほどひどいものはありません。
お互いがお互いの信じる神様だか仏様だかをバックにして、絶対的正義感を持って戦うわけですから。
イスラエルは中東で何度もアラブ諸国と戦い、世界で最も好戦的な国家です。
北朝鮮のデブは勇ましいことばかりをほざきますが、戦争は起こしていません。
イスラエルは第二次大戦が終了して数年で建国されましたが、元はと言えば英国がイスラエルにもパレスチナにも良い顔をして二枚舌を使ったことが原因です。
ナチに迫害された可哀そうなユダヤ人の国家は今や世界でも有数の恐ろしい国になってしまいました。
同種同士で大規模な殺し合いをするというのは他の動物には見られないことです。
しかし人間は洋の東西を問わず、必ず殺し合いをしてきました。
殺し合いをしなかった、もしくは巻き込まれなかった国や地域はどこにも存在しないんじゃないでしょうか。
理由は領土が欲しいとか金が欲しいとか己が信じる宗教を押し付けたいとか、色々あるのでしょうが、どれも愚かなものです。
しかし肝に銘じなければならないのは、自分自身が人間だということです。
簡単に戦いを始める種の一人だということです。
太平戦争中の日本軍の無茶苦茶ぶりをみれば、平和憲法を押し頂く我が国も、簡単に戦争を始めるでしょう。
人間である以上、戦争が始まれば己の正義と国家の勝利を信じて戦うことは言わば当然です。
それを封じてきたのが東西冷戦だったわけですが、冷戦が終わって30年。
世界はまたもや混沌としています。
私は今は第三次大戦の戦前だと思っています。
とりあえず気を付けなければならないのは、我が国にとっては隣の大国、中国でしょうね。
米国と我が国が4年もの間死闘を繰り広げ、やっと太平洋の覇権を勝ち取った米国が簡単に中国に太平洋を渡すはずがありません。
ロシアが戦い、イスラエルが戦い、世界はどうすればよいのか分からなくなっています。
それに乗じて中国が動かなければよいのですが。
私が生きている間は第三次大戦が起きないでほしいと願います。