国家的詐欺

仕事


 今日は職場が電気系統の点検のため、一斉停電するとのことで、臨時特例特別休暇といういかめしい名前の休暇でした。
 しかし空はどんよりと曇り、気温も低く、そのせいかくしゃみが止まらず、パブロン鼻炎カプセルを通常の倍の量飲んでしのぎました。
 出かける気にはなりません。
 お昼に近所の中華屋に行き、その後食後の珈琲を飲みに喫茶店に寄り、夕飯の買い物をした以外は家からでませんでした。
 世間では今日は普通の月曜日ですが、私はお休み。
 しかし世間が動いていると、何となく落ち着きません。
 仕事に行きたいとは思いませんが、34年間に及ぶ長いお勤め生活のせで、習い性となり、職場に行くのが当たり前になってしまっていたのですね。
 怖ろしいことに奴隷根性が沁みついているのに、自分が奴隷だと気付かなかったわけです。
 ご赦免船がやってくるのは60歳のはずでした。
 しかし近いうちに定年年齢は65歳に引き上げられるとか。
 国家的詐欺ですね。
 でも仕方ないのです。
 少なくても収入を得なければなりませんから。