通院

闘病


 昨日は朝コレステロールを下げる薬と降圧剤をもらうために内科を受診しました。
 職場の健康診断でコレステロール値が異常に高いことが分かったのが33歳の時。
 職場でもらった結果を持って近所のクリニックに行ったら、医者に「本当かなぁ」と驚かれました。
 165センチで53キロだった私はコレステロールが高いようには見えなかったのでしょう。
 すぐに再検査し、結果が同じだったため、すぐに服薬ということになりました。
 体形やコレステロール値が異常に高いことから家族性のものであり、運動療法も食事療法も無駄だと言われました。
 血圧も高かったので降圧剤も出ました。
 以来23年間、同じクリニックに4週間に1度通っています。
 主治医は60歳を越えました。
 私が56歳になるのだから当たり前ですが。
 服薬のおかげで、食事を気にすることもなく、運動しなきゃというプレッシャーもありません。
 医師からは、「片親だけが高コレステロールでラッキーだった、両親とも高コレステロールだったら20歳まで生きられなかっただろう」、と怖ろしいことを言われました。

 夕方は4週間に1度の精神科の受診に行きました。
 今は精神的に安定しているのですが、薬を減らされるのが怖くて不安定なふりをしました。
 精神病患者の中には精神病薬に偏見があるのか、処方されても飲まない、という人がいます。
 薬を飲まないのに精神科に通って何の意味があるのでしょうね。
 ばれたら医師との信頼関係が崩れ、出禁になってしまうでしょう。

 逆にたくさんの薬、特に悪名高い抗不安薬が欲しくて、精神科のハシゴをする人がいます。
 私もアルプラゾラムという抗不安薬を処方されていますが、これを飲むととにかく心が落ち着くので、たくさん飲みたいという人の気持ちも分かります。
 長期にわたって飲んでいると耐性ができて効かなくなることもあるらしいですから。
 しかし、マイナ保険証の導入でハシゴは出来なくなるでしょう。
 どこでいつ何を処方されたかばれてしまうのですから。

 精神科には25歳の頃から通っています。
 最初は社会不安障害でした。
 それがうつ病、双極性障害と悪化していくことになりました。
 しかし15年間、躁エピソードもうつエピソードも起こらず、寛解状態が続いています。
 それでも安心することは出来ません。
 何しろ再発の多い病気ですから。
 高コレステロールの薬も高血圧の薬も精神病薬も生涯飲み続けなければなりません。
 緑内障もあるので、目薬も一生差し続ける必要があります。

 50歳を越えると病気自慢をする人が増えると言います。
 自慢というわけではありませんが、毎年職場に提出する身上調書に病気のことはすべて書いています。
 だからと言って人事上の恩恵を受けたことはありませんが。

 病院に通うのも、毎日服薬するのも面倒ですが、死ぬにはまだ少し早いと思いますので、続けていくしかないでしょうね。